HAL名古屋でKLab社員が講師に!

2023年6月〜9月、HAL名古屋にてKLab社員がリモートで授業を行いました。
今回の授業内容は「Wwiseの基本的なアプローチを学ぼう!」ということで、Wwise-101 Certification(※)に沿った内容で進めていったとのことなのですが、実際にどんな流れでどんな授業をおこなったのか、サウンドGの土橋さんにインタビューを行いながらご紹介します!

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KLab

今回はどういう経緯でこちらで登壇をすることになったのでしょうか?

サウンドG土橋

サウンドG
土橋

HAL名古屋は自分の出身校なのですが、当時の同級生がHAL名古屋の教員を務めておりまして、彼からの依頼を受けて今回の登壇が実現しました。

以前から、定期的にゲストスピーカーとして登壇していたのですが、学生たちと話せる時間が短く、もっと実務的な所含めて教えてあげたいという思いがあり、教員の方と相談していくうちに、ゲストスピーカーよりも継続的に授業が出来るカリキュラムを開講する運びとなりました。

KLab

授業内容の中心がサウンドミドルウェアになったのはどんな理由だったのでしょうか?

サウンドG土橋

サウンドG
土橋

ゲストスピーカーを行った際に学生さんたちの声をきいたり教員の方とお話をする中で、「将来ゲームのサウンドに携わるために、今からやっておいたほうがいいことを知りたい」や「ゲームサウンドの仕組みや、現場からの話を出来る方が数少ない」という声が上がったので、サウンドミドルウェアの使い方を中心に、ゲームのサウンドの作り方や考え方、実装を題材としたカリキュラムにしました。
サウンドミドルウェアの中でもWwiseを選んだのは、公式サイトに教材が準備されており、習得技術のレベル毎に技能検定も行っているので、Wwise-101の認定を受けれるレベルまで知見を高めることをカリキュラムのゴールとして設定しました。

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◆用語説明◆

サウンドミドルウェア
サウンドに特化したミドルウェア。サウンド実装に必要な様々な機能を提供する

Wwise
Audiokinetic社が提供しているサウンドミドルウェア

Wwise-101
Wwiseの基礎知識を扱える事を認定する技能検定

KLab

普段の業務と並行して授業を行うのは大変じゃなかったですか?

サウンドG土橋

サウンドG
土橋

夜間カリキュラムということもあり、実施する時間は普段の業務と重なっていなかったのですが、カリキュラムの準備などに関しては、KLabにはどぶろく制度※1 や情報発信促進制度※2 という、今回の事例のような対外発信に繋がる作業を業務時間で行える制度があるので、やりやすい環境でした。
また、会社の上司も、相談から実施までの工程をフォローしてくださり、非常に進めやすかったです。

◆KLabの社内活性化の取り組みの説明◆

※1 どぶろく制度
標準労働時間の10%以内であれば、上司の承認なしで本当にやりたかった研究など、好きなことに時間を費やすことができる制度です。上長からの指示ではなく、自発的な創発を促すことや、新しいものを生み出す苗床の醸成を目的としております。

※2 情報発信促進制度
社外への情報発信活動を促進することで、社員の成長を促進することを目的にした制度で、国内外での発信活動をサポートします。

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KLab

実際に登壇してみてどうだったでしょうか?
良かったポイント、学生さんの反応などもあれば教えてください。

サウンドG土橋

サウンドG
土橋

学生さんの反応については、普段のゲームプレイが全く違うものになったという声を数多く頂きました。
サウンドミドルウェアを使ったサウンド実装を学んだことにより、ゲームで再生される効果音や音楽に対して、「いつもプレイしている、ゲームのこの音、あの機能をつかって実装してるのかな?」「この再生のさせ方、前にミドルウェア実装で学んだ所だ!」

このような感想が出るようになり、ゲームをプレイする側から作る側の目線に変わったとの事でした。

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KLab

学生さんからそういった感想をもらえるとうれしいですよね!
そんな中、学生さんとのやりとりで印象に残ったことはなんですか?

サウンドG土橋

サウンドG
土橋

自分が学生さんへ何か教えた時は最後に「数年後、一緒に働けることを願ってます」という言葉を添えるんですが、「数年後一緒に働きましょうと言葉を聞いて、将来この言葉を後輩や学生に言える人間になろうと思います。」と言ってくれたことですね。
実はこの言葉、自分が学生の頃にKLabの方から伝えられた事がありまして、当時の自分にすごく刺さり、就活やサウンド制作のモチベーションに繋がったので、自分も同じ言葉を伝えるようにしているのですが、こういった感想をもらえたことで、伝えて良かったなぁと切に思いましたね。
ゲームサウンドの業界は狭く、同じ職場でなくとも色々とご縁がある環境なので、学生さんたちと、お仕事の場で出会えることができるといいなと思ってます。

KLab

お話を伺わせていただいてありがとうございます!
では最後の質問です。

未来のサウンドクリエイターの方たちに対して、応援コメントなどあればお願いします!

サウンドG土橋

サウンドG
土橋

いつか一緒に働ける事を楽しみにしています!
今の頑張りは、今後、必ず報われる事になるので、夢に向かってこれからも頑張ってください!

土橋さんありがとうございました!

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KLabの社内や社員の様子、サービスについての情報を発信します。

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