【イベントレポート】「ゲームのイラストレーターについて」学生たちに講演しました

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2022年8月、KLabのリードイラストレーターマイコさんが、東京都多摩市にある芸術工芸高等専修学校の特別講座で、学生たちに向けて「ゲームのイラストレーター」について仕事紹介の講演をする機会がありました。

「絵を描くことが好き」をどのように仕事にしていくのか、どんな職業の選択肢があるのか。
未来の選択肢のひとつとして、ゲーム業界におけるイラストレーターの役割や、実際に仕事としてどんなことをしているのか、などをお話ししました。後半は実技としてイラストを描く時間も!

今回のブログでは、KLabの社員が外部のイベントで講演している様子を詳しくご紹介します!

▼今回の講座を担当したKLab社員

マイコ:リードイラストレーター
KLabの在籍年数は10年。学生時代は絵画を専攻。イラストレーターとして家庭用ゲームの開発会社などで、UIデザインや2DCGなど幅広く経験を積む。KLabではイラストグループに所属しリードイラストレーターとして、品質管理を担当している。


マイコさんが務める「リードイラストレーター」の職種紹介については、合わせてこちらもご覧ください。
【社員インタビュー】クリエイターに話を聞いてみた!リードイラストレーター編〜イラストの品質管理ってどういうお仕事?〜

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芸術工芸高等専修学校は、アートやクリエイティブなど、芸術科目を専門に学ぶ高等課程3年生の専修学校です。
今回は、在校生向けと、学校見学にきた学生向けに2回の講演をおこないました。このレポートは、在校生向けの講演の様子です。


講演当日の2022年8月27日(土)は、快晴!
夏らしい青空と、太陽のまぶしさ、自然豊かな多摩の景色が、「まさに夏休み!」といったようでした。

学校の入口を開けてすぐに目につく学生たちの作品などの展示、教室の風景などに懐かしさを覚えながらも、本番へ向けて緊張が高まっていました。先生だって、緊張するんですよね。

この日のために「学生たちが理解しやすいようにするには、どうしたらいいか」を考え、周りの意見も取り入れながら資料を作成しました。その資料を使って、いよいよ講座がスタートです!

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自己紹介の時は、先生も生徒の皆さんも緊張気味です。

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講座の前半では、ゲーム業界でのイラストレーターの仕事を紹介しました。ほとんどの学生がゲームをやったことがある!とのこと。

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でも実際に、1枚のイラストカードができ上がるまでには、どんな風に工程があるのか、ひとりで全てを描くのではなく、企画、衣装、背景、キャラクター、など、各工程でたくさんの人たちが関わっているということは、初めて知ったのではないでしょうか。

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中盤は、イラストの表現について。
実際にイラストを使っての説明に、自分で絵を描く生徒たちとって、身近な話になり、ぐっと引き込まれた様子でした。
かわいく、かっこよく、元気よく、やさしく、などキャラクターを描く時、ポーズや背景、色、構図などの要素を使ってどう表現していくのかを、実際のイラストを使って視覚的に紹介しました。

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後半は、実技の時間です!
お題は、「夏の夜の少女」「海辺で遊ぶ元気少年」の2つのうちどちらかを選んで描きます。

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マイコさんがテーブルを回り、話をしたり。
黙々と描き始める生徒、「時間がないっ!」「無理!」といいながらも手はすらすら動いている生徒、困ったー!と悩んでいる生徒、それぞれのペースで進んでいきます。

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限られた時間だったので、ごく一部でしたが、実際に生徒の皆さんが描いたイラストを使って、マイコさんがコメントしました。構図や色合いなど、前半の講座で説明した要素を早速取り入れてくれた生徒も。呑み込みが早いですね!

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実は実技の時間中に、自身もイラストを描いていたマイコさん。
サプライズでそのイラストを見せると「えー」「すげー」「嘘でしょ!?」と、どよめきが。
短時間で描いた完成度の高い作品に驚きの声が上がっていました。

最後は、事前にマイコさんが描いて準備していた「夏の夜の少女」のイラストが登場!
「かわいい!」という声や、「うわぁ」と感嘆する生徒も。
衣装の浴衣、お祭りや花火の背景で夏を表現、キャラクターのポーズや手に持つヨーヨーのアイテムなど、どのような表現をしたのか解説しました。

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「絵を描くのが好き」「絵が上手い」を職業にするというのは、意外と難しいものかも知れません。でも、マイコさん自身の「絵を描くことを仕事にする」経験や、今まさに「ゲーム」という世界で日々イラストを描いているマイコさんの姿、想いは、きっと生徒の皆さんに届いたのではないでしょうか。
今回の講座が、生徒の皆さんが大切な将来を考えるきっかけになったのなら嬉しいですね。

最後に今回、このような講座の場に招いてくださった芸術工芸高等専修学校の皆さまに、この場を借りて感謝申し上げます。



KLabでは、社員が社内はもちろん、外部のイベントでの講演や登壇する機会をサポートする体制があります。自身の研究や成果を広く発表することで、成長や学びの場となると考えているからです。


こちらの記事も合わせて是非ご覧ください。

デジタルハリウッド大学でKLab社員が教員に!
https://www.klab.com/jp/blog/pr/2021/klab.html

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