5月10日(金)~12日(日)にて、中国・上海で開催された「Unite Shanghai 2019」にKLab社員が参加してきました!
今やあらゆるゲームで利用されているゲームエンジンとなったUnity。そのUnityが開催している全世界の開発者向けカンファレンスが「Unite(ユナイト)」となります!
UniteではUnityの最新機能の紹介や様々な企業の活用事例の講演が用意されており、毎年たくさんの開発者が参加しています。
Uniteは日本でも開催されていますが、上海で開催される「Unite Shanghai」では、当然中国のゲーム企業が多く参加しており、活用事例などが紹介されています。
今回、KLabからはエンジニアのXさんとTさんが参加。(両名とも中国出身のため、中国語はもちろん日本語も堪能という精鋭社員なのです!)
広報ブログでは参加したお二人にインタビューを行い、参加した経緯や、現地の雰囲気・講演内容について聞いてみました!
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――:「Unite Shanghai 2019」ご参加お疲れ様でした!まずは参加した感想をお聞かせください。
会場全体から熱い想いを感じました。というのも、参加しているのはエンジニアが中心になりますが、セッション内でも拍手が起きるシーンが多かったんです。エンジニアの勉強会という場は、通常は粛々とした雰囲気で拍手が起きることが珍しいので、熱意を感じました。
また、登壇者の人が資料内にQRコードを出して詳細などを共有していることも多く、情報交換や提供に積極的でした。
KLabにも中国支社(KLab China)があるのですが、現地のエンジニアと話しているとレベルが高いなと感じます。情報交換をすることも多いので、刺激にはなりますね。
――:「Unite Shanghai 2019」に参加しようとしたきっかけを教えてください。
中国におけるゲーム業界の現場の情報が知りたいというのがきっかけでした。日本でも開催されている「Unite Tokyo」では発表資料やレポートなどがネット上でもアップされているのですが、「Unite Shanghai」ではほとんど公開されておらず、中国語のサイトにもありませんでした。
ただ、最近の中国のゲーム会社は非常に多くの作品を発表しており、そのクオリティも高いです。開発面もかなり進化しているはずなので、私たちも学びたいという気持ちが強かったです。
社内からも、現地に行って情報を持って帰ってきて欲しいという声が高まり、海外や中国の動向は知っておくべきということで参加させてもらいました。
――:参加するにあたって意識していた点はありますか。
現地ではUnityをどのように活用して開発しているかを知るのが目的でしたので、これからどこに向かっていくのかという方向性を知ろうと思いましたね。
――:印象的だったセッションを教えてください。
全体的に印象的だったのは、中国のゲーム会社の効率の良さです。企業によっては年間に数十本もの新作を出すなど、最近の中国の企業はとにかく作品の量が多いのですが、その「量」を増やしつつ、「質」を担保するにはどうしたらいいのか、という、クオリティコントロールの面についての発表はとても勉強になりました。
効率化がすべてではありませんが、KLabでもその情報を活かしていきたいと思いました。効率化できるところは効率化していき、ゲームの面白さやワクワクできるような仕掛けという、よりクリエイティブな部分に注力していけるようにしたいです。
――:他に気になったことはありますか。
技術開発自体、コンシューマーゲームのように行っていくことも重要だと感じました。
コンシューマーゲームは、通常リリースまでに2年位かかりますので、リリース時の状況を想定して開発しています。
技術も数年でトレンドは大きく変わりますので、2~3年後をある程度予測しておき、リリース時の技術トレンドにも対応できるようにしていることが大事なんですね。
どんなゲームがヒットするのかは予測しづらいと言われていますが、技術のトレンドはある程度予測しておかないといけないんだと参考になりました。
――:様々な学びがあったんですね。
セッションの内容は社内でもレポート共有しています。中国のゲーム会社は急発展していて、ゲームジャンルも多様になってきています。もしかしたら将来的に日本市場でも海外企業が目立つこともあるのかなと思います。どんどんボーダーレスになっていくなと感じます。その分、KLabも活躍できるように、より海外の情報を掴んでいきたいです。
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現地に参加することで、中国のゲーム会社の勢いを大いに感じたそうです!
「Unite Shanghai 2019」で得た情報はKLabのゲーム作りにしっかり活かしていきたいですね!
次回、レポートの後編では「Unite Shanghai 2019」の様子についてもご紹介いたします!
KLabの社内や社員の様子、サービスについての情報を発信します。
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