イラストレーターのプロの仕事術

クリエイター紹介企画 第2弾は、2D素材制作グループ所属のガジマさんです。
今回は、「わたしの好きなもの」をテーマに、イラストを書いていただきました。

作品紹介

今回は「わたしの好きなもの」がテーマだったので「動物と布」を主題にして制作しました。
布の質感や動物の毛流れは丁寧に描き、大胆な右半分の開放的な余白は、見る人の想像力を駆り立てるデザインに仕上げました。
また、右上から差し込む光が、動物と人、背景との対比を際立たせ、作品に深みと独自の雰囲気を与える演出を加えています。さらに、統一された褐色系の色使いが、布や毛の質感や構図の細部に焦点を当てることで、より見る人を得の世界観へ引き込みます。
小物のオリエンタルな柄や装飾がライオン使いの妖艶な印象を引き立てています。

クリエイター紹介

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ガジマ 2D素材制作グループ イラストレーター
KLab株式会社 クリエイティブ部所属 2Dイラストレーター(入社10年目)。
入社時より主に、有名IPのリズムゲームプロジェクトを担当し、制作の効率化や時短手法に精通している。
特に動物のイラスト制作を得意としており、繊細な描写やダイナミックな構図によって魅力的な作品を生み出しています。

クリエイターインタビュー

ー今回作成いただいた素敵な作品ですね。
 この作品は、どのくらいの時間をかけて作成されたのでしょうか?

ガジマ
イラストレーター

案出しから仕上げまでの作業時間は約20時間です。
しかし、通常の業務であれば、プロジェクトやクライアントの要望によっては、それ以上に時間をかけることもあります。時間の使い方には常に慎重に配慮し、クオリティを損なわずに仕上げるよう心がけています。

ー今は在宅ワークがメインだと思いますが、どのような制作環境で業務を行っているのでしょうか?

ガジマ
イラストレーター

制作には主に板タブとデザインソフトを使用しています。快適な制作環境を整えるため、デュアルモニターや高性能なパソコンを活用しています。
板タブから液タブに移行しようとした事もあったのですが、首が疲れるのと、自分の手が邪魔になり、作業スピードが大幅に落ちてしまったので、板タブに戻りました。
(もちろん、液タブを使用したい人は、社内で申請すれば液タブを用意してもらえます。)
あとは、猫ですかね!!
ジッと作業を監視してもらったり、疲れたときにもんだりすることで、クリエイティブな集中力を高めています。

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ー普段の業務や創作活動を通じて、どのような工夫をされていますか?

ガジマ
イラストレーター

毎日の業務では、キーボードショートカットを活用し、反復作業を最小限に抑えています。さらに、プロジェクトの進捗をリアルタイムで確認できるプロジェクト管理ツールを導入し、効率的なコミュニケーションを心がけています。
とくに、作業の効率化で重視にしていることは、「いかに事前に作業の準備ができているか。」ということです。
たとえば、業務で使うイラストのレイヤーやテンプレをいくつも用意したり、IP系タイトルでは修正が多くなる傾向があるので、修正しやすいようなパーツ分けを行うことなどを工夫しています。

ー今回のこだわりポイントは何ですか?

ガジマ
イラストレーター

今回の作品では特に布や構図に注力しました。細部にわたる質感表現や配置にこだわり、見る人により深い感動やストーリーの想像を促すようなデザインを目指しました。

ーKLabで働いていてよかったなと思うポイントはありますか?

ガジマ
イラストレーター

まず、KLabでは、柔軟な労働環境が整備されており、クリエイターとしてのアイデアが尊重される点が大きな魅力です。プロジェクトへの積極的な参加や自主性が奨励されているので、新しいアプローチが高く評価される企業文化が働きやすいと感じます。
他には、上司や同僚とのコミュニケーションが円滑という点です。これがあることで、相談や報告がしやすく、有給休暇の取得もスムーズです。
また、わたしには、在宅ワークが非常に適していると感じています。
わたしは、通勤がとても体力を使うのですが、通勤がないことで体力温存できるので、仕事に余裕が出て、その分クリエイティブ業務に集中できることが品質向上に繋がっていると思います。
(実は、お昼休みにシャワーを浴びることで、体と心をリフレッシュすることもできます。)

ーありがとうございました。

次回は、作品を作るにあたってのより詳細なワークフローと、クリエイティブ部 2D素材制作グループのマネージャーより、この作品のより具体的な解説をしてもらいます。
それでは、次回をお楽しみに!

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KLabのクリエイターがゲームを制作・運営で培った技術やノウハウを発信します。

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